現在の正宗工芸美術製作所は、鎌倉時代に相州伝の祖「五郎入道正宗」から数えて、24代孫山村綱廣が営んでいます。
相州伝の特徴は、高温で焼くことにあります。
高温で焼くことにより、刃紋が大きくなります。
しかし、高温で焼くと折れやすくなってしまうため、材料として柔らかい鉄と硬い鉄を混ぜる事でその欠点を補っています。
この独自の技術により、刃紋が大きく美しい刀となり、相州伝が美術品として高い価値を見出しています。
正宗24代孫綱廣として、良い刀とは刀の品格があるということと考えています。
それは、簡単に表現すると刀を見て最初に「切れそう」と思うのではなく「綺麗だ」と思う事と捉えています。
「抜いた時に大きく見える刀」
「眺めていたくなるような刀」
を作ることを心がけて丹精込めて作刀しています。
正宗24代孫綱廣の作品をご紹介します。