紹介

室内風景

正応の頃(約七百年前)、時の執権北条氏に招かれて、各地よりここ鎌倉に数々の刀工が集まり、鎌倉鍛冶の基礎を築きました。

相州伝の祖、五郎入道正宗は、京・栗田口の刀工、行光の子に生まれ、当時の国状に従って従来の作風に改善を加え、相州独特の作風を生み出しました。

正宗後五代を経て、廣正の時、小田原北条氏に仕え、二代氏綱より綱の一字を賜り綱廣と名乗り、以来徳川氏の御用鍛冶として栄え、昭和に入ってからは、刀剣製造はもとより。刀の切れ味を加味した刃物及び鉄工芸品を製作いたしております。

昔より刀剣や刃物は、「先を切り開く」と言われ、現在ではお祝いの引き出物として又記念品として皆様にご愛用頂いております。

相州鎌倉扇ヶ谷  刀匠正宗 二十四代孫綱廣

刀匠

山村 綱廣

山村 綱廣

  • 第二十三代の長男として生まれる。
  • 二十三歳から靖國神社の刀匠、増田靖要に師事、茅ヶ崎で修行を続ける。
  • 29歳で試験に合格し「作刀許可」を得て、綱廣の名前を襲名し正宗工芸美術製作所を受け継ぐ。
  • 日刀保入賞、鶴岡八幡宮、三嶋大社に新刀奉納。相模國一宮寒川神社平成9年の御社殿竣工の際には、御神刀を奉納。現在も御社殿内にご神物として納められている。
  • 令和五年十二月九日逝去。

歴史

室内風景

鎌倉時代中期に五郎入道正宗が相州伝の祖を築く

正宗後五代を経て、廣正の時、小田原北条氏に仕え、二代氏綱より綱の一字を賜り綱廣と名乗り、以後綱廣の名前を襲名するようになる。

江戸時代は、徳川直参の刀匠として仕える。

明治時代の始まりまでは刀鍛冶として栄えた。

明治時代の廃刀令以後、刀の仕事が目減りし刀だけでは厳しい状況となる。

第二十二代(先々代)から、農機具などを作る「野鍛冶」に農機具の作り方を教えてもらい、代わりに刀鍛冶を教えることで、仕事の幅を広げるようになった。

第二十二代の頃は、現在の場所よりも少し山の裾野の近くで営んでいたが、駅近くの現在の場所に移動。

第二十三代(先代)の頃に、工場の名前を正宗工芸美術製作所と変更する。

現在の第二十四代綱廣が後を受け継ぐ。

正宗二十四代孫山村綱廣は、令和五年十二月九日に逝去。
現在、日蓮宗僧侶である山村尚正が家督を継承し、鍛冶伝統は山村綱廣の遺弟、刀匠、茂木一廣、森光廣によって継承されている。

外観

案内

企業情報

企業名
正宗工芸美術製作所
代表者名
山村 剛
業種
刃物及び鉄工芸品の製造
所在地
神奈川県鎌倉市御成町13-29
営業時間
11:00~16:00
定休日
なし
営業時間外に来店希望の方は、電話もしくはEメールでお問い合わせ下さい。
アクセス
JR横須賀線鎌倉駅下車徒歩3分
TEL
0467-22-3962
FAX
0467-22-9364
メール
info@sword-masamune.com
ショップ
https://ec.sword-masamune.com/

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